企画展『土岐市の古窯-妻木窯下古窯跡群-』

2021年6月25日(金)~2021年9月12日(日)

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岐阜県に緊急事態宣言が発令されたことに伴い、8月27日~9月12日まで臨時休館いたします。

これにより、本展は8月26日で観覧終了となります。

開催日 2021年6月25日(金)~2021年9月12日(日)
時 間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
会 場 土岐市美濃陶磁歴史館 第2展示室
※第1展示室では収蔵品展「美濃桃山陶」を開催
入場料 一般200円(150円)、大学生100円(70円)、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名 一般100円、大学生50円
休館日 月曜日、祝日の翌日(ただし7/24、8/9は開館)

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土岐市南部の妻木町に所在する妻木窯下古窯跡群は、美濃窯の中では唯一、断続的ながらも室町時代から江戸時代の長期間に亘って、同一丘陵内で窯業生産を行っていた古窯跡群です。発掘調査が行われていないため詳細は不明ですが、東西約250m、南北約75mの範囲に室町時代の窖窯2基(5・6号窯)と室町時代末から安土桃山時代の大窯4基(1~3・7号窯)、江戸時代の登窯1基(4号窯)の計7基が近接して分布しています。
これらの窯では時代によって異なる製品を生産しており、5・6号窯では、調理具・食膳具(擂鉢、卸皿、縁釉小皿、平碗)を中心に茶道具(天目茶碗、茶壺)や仏具(仏花瓶、香炉)、1~3・7号窯では、調理具・食膳具(擂鉢、丸皿、平碗)を主体に茶道具である桃山茶陶(瀬戸黒茶碗、志野向付)を、4号窯では茶道具はほとんど無く、食膳具(丸碗、輪禿皿、大鉢)と共に美濃窯では数少ない施釉瓦を焼成しています。
今回の展示では、妻木窯下古窯跡群の資料を一堂に会する初の展覧会を行い、各時代の製品の特徴を紹介すると共に、窯が長期に亘って築かれた意味についても考えてみたいと思います。

 

 

左から、天目茶碗 室町時代/妻木窯下6号窯出土(土岐市美濃陶磁歴史館蔵)、妻木窯下4号窯出土品 江戸時代(妻木公民館郷土資料室・土岐市美濃陶磁歴史館蔵)