陶祖祭と美濃焼廉売市
美濃焼産地である東濃地方には、各町にその地区の陶祖を顕彰する「陶祖碑」が建てられており、ほとんどの地区で、毎年4月に陶祖を顕彰する「陶祖祭」が行われてきました。中でも、土岐市泉町の榎公園に建つ高さ5m以上もある巨大な陶祖碑は、美濃全体の陶祖である加藤景延を顕彰する「美濃陶祖碑」です。この美濃陶祖碑前で開催される「美濃陶祖祭」は、かつて、陶磁器産業が基幹産業である土岐市あげての祭りとして盛大に行われていた時期があり、この日は学校も休みになっていました。
数年前まで、毎年4月に土岐市駅周辺で行われていた「陶器祭り」は、美濃陶祖祭に伴う美濃焼廉売市として始まった行事でした。昭和40年前後に撮影されたとみられる写真からは、盛大に行われる陶祖祭と特売の美濃焼を買い求めに、廉売市へ多くの人が詰めかけ賑わう様子が捉えられています。〈2025年4月25日公開〉
陶祖祭
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1 美濃陶祖祭
1960年代(昭和40年前後か) -
2 美濃陶祖祭
1960年代(昭和40年前後か) -
3 美濃陶祖祭
1960年代(昭和40年前後か)
陶祖を慰霊する二宮土岐市長 -
4 美濃陶祖祭
1960年代(昭和40年前後か)
土岐津中学校ブラスバンド部の演奏
美濃焼廉売市(陶器祭り)
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5 美濃焼廉売市
1960年代(昭和40年前後か)
多くの人でにぎわう駅前通り -
6 美濃焼廉売市
1960年代(昭和40年前後か) -
7 美濃焼廉売市
1960年代(昭和40年前後か) -
8 美濃焼廉売市
1960年代(昭和40年前後か)
掲載画像について
・掲載画像は土岐市美濃陶磁歴史館で収集し、デジタル化を行ったものです。
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